熱交換型の換気扇について

2011.09.30

熱交換型の換気扇は機能の違いによって、全熱(潜熱)交換型と、顕熱交換型の二つに分かれます。この全熱交換、顕熱交換の違いは、空気に含まれる水蒸気まで交換するか、しないかによります。熱回収率は、エレメントの熱回収性能で全熱交換型が七〇パーセント程度、顕熱型で四〇パーセント程度です。どうせ使うなら効率の高い全熱型がよいように思えますが、全熱交換型は水蒸気も交換するため、水に溶けやすいホルムアルデヒドや有機溶剤、水蒸気に含まれる臭気やウィルスなども交換しますので、臭いの発生するトイレやキッチンの排気や水蒸気の多すぎる浴室の排気は熱回収にまわすことはできず、これらの部位については直接排気するシステムを別に設けなければなりません。一〇数年前の北海道では、これで失敗した例が多く見られました。熱エネルギーだけを交換して他のものは交換しないなどという都合のよい換気はないないのです。このため全熱交換型を使用する場合はもう一系統の全排気システムをもつ必要があり、全熱交換に利用できる排気は全体の約二分の一にすぎません。

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