建設業界の大きな課題は技能者不足への対応

2011.11.12

確保難で受注を手控える専門工事業者も2005年下期から、専門工事業の技能者不足が表面化し始めた。新規人職者の減少に加え、「団塊の世代」が大量に定年退職を迎える「2007年問題」の影響もこれからが本番を迎えると見られ、技能者不足への対応は、建設業界の大きな課題の1つになっている。技能者不足が続く中、ようやく契約単価が上がり始めたが、技能者不足はしばらく続くと見られる。技能者不足は2年前から、とくに首都圏の鉄筋工事、型枠大工で深刻化し始めた。

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労務状況の週迫は、ほとんどが季節要因によるものだったが、現在は慢性的になっている。技能者の不足は、高齢者の引退と人職者の減少に加え、若年技能者の離職もその原因の多くを占めている。技能者の年齢構成は、職種にもよるが、40代後半以上が多く、次いで20代となっており、30代や40代前半が少ない。技能者が定着しない原因は、労務単価の低下だ。建設現場に携わる仕事は「3K(きつい・汚い・危険)」と呼ばれ、敬遠されてきたが、「きつくても汚れても、それに見合うだけの賃金が支払われれば若い人は入ってくる」(専門工事業経営者)と指摘する声もある。