森ビルがメディアホルダーに

2011.12.02

六本木ヒルズには既存のテレビ局やFMラジオ局があるが、森ビル自身もじつはメディアホルダーである。メトロハットの大型スクリーンから、オフィスや住居用エレベーター内の小型液晶ディスプレイまで、大小272面の映像装置がある。ここから発信する情報は、森ビルの映像配信室で、それぞれの場所にあった内容をプログラミングして発信している。ウェブやタウン誌などの媒体でも街情報を発信しているほか、メトロハット内の内幕・外幕、駐車場や街路の床から壁面まで、情報ツールとして使い、ヒルズ文化や企業や店舗の情報を発信している。

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通常の街とも既存のメディアとも違うことは、街のなかにある情報発信ツールを森ビルのタウンマネジメント事業室で一元管理していることだ。一元管理によって、街のコンセプトやブランディングにふさわしい内容や品質、オリジナリティを保つことができる。また、あるテーマで街全体を埋め尽くすといった使い方もできる。私たちは、このプロモーション手法を「ヒルズジャック」と呼んでいる。電車の中吊りがひとつの広告で埋め尽くされることがあるが、それを街全体で、しかもさまざまなメディアを使って立体的に展開したもの、と考えるとわかりやすい。過去7年間、たくさんの企業や団体がユニークな「ヒルズジャック」や、街全体を使ったプロモーションイベントを展開している。企業のPR活動はもとより、さまざまな国際映画祭や各国のPRイベント、自治体や文化団体などの文化活動、アートイベントも行われ、さまざまなメッセージを多角的に立体的に伝える新しい手法として定着した。