不動産を評価するには賃料で見ることが大切

2011.10.14

新駅の開業、高速道路の開通、大型スーパーの出店、区画整理による大規模開発などさまざまな要因によって、一時的には値上がりすることも珍しくない。しかし、多くの場合、それはごく一時的な現象で、またもとに戻ってしまうことが大半だ。したがって、そこで儲けようとするなら、短期勝負をしなければ、大損を食らう可能性が高い。最近でいえば、鉄道新線(たとえば、つくばエクスプレスなど)で沸き立っているエリアは要注意である。新しい道路ができたからといって喜ぶのも、無邪気にすぎる。たとえば、千葉県木更津市の商店街のように、東京湾横断道路(アクアライン)が開通したとたんに、横浜や川崎の商圏に客足を奪われ、地元の商店街が打撃を受ける場合もある。需給バランスも心配である。首都圏には、宅地化を控えている農地の膨大なストックがある。これは、住宅が300万戸(人口は1000万人)供給できる面積である。そうした供給過剰になりそうなエリアでも、人気沸騰している場合があるので、注意すべきなのだ。だからこそ、不動産を評価するには賃料で見ることが大切なのである。

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