ロの字型、コの字型、L字型のマンション

2011.11.04

マンションの平面形態として、ロの字型、コの字型、L字型の形式をとっているものが少なくない。一般のマンションでは、バルコニー、玄関側には壁が少なく、隣戸との問にはコンクリート壁があり、住戸が横につながっているから、地震動を受ける方向によって建物のゆれ方が異なる。このことは建物を設計する段階で十分に予測されることで、たとえばL字型のマンションでは、L字の付け根の部分で建物を切り離して、お互いの棟のゆれの違いを緩衝するようにしている。

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この部分を「エキスパンションジョイント」といっており、通常はこの切り離された部分の共用廊下の床は、鉄板やステンレス板でつながれている。軽度の地震の場合には二つの棟が異なった動きをしてもこのエキスパンションジョイントがはずれることはないが、兵庫県南部地震では一方の棟が大きく傾いたり、ゆれの激しかった棟がもう一方の棟にぶつかったりして大きな被害が生じた。エキスパンションジョイントがとられているものでも損傷が大きかったが、エキスパンションジョイントをとっていないものではコーナー部分の柱や梁に被害が集中している。