コルゲート建築の先駆者である技術者のの自邸や、建築家の「幻庵」は閉じたチューブ状の規格製品の形態をそのまま転用したのに対し、それを開き、開放的な姿をつくり出したことが新たな展開を生み出しているといえるのではないか。建物は単純な四角形がもっとも合理的だという思い込みもあるかもしれないが、これは、木などの直線の柱や梁の組み合わせを前提にした発想といえるだろう。コルゲートという素材を用いる場合、チューブ状の断面や自由に曲がりくねるリボンのような形は自然なものであり、「Springtectureびわ」は、素材や構法が変わると導きだされる形態も変化するという好例だろう。
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素材が構法を生み、形態を誘導し、そこに新しい空間や使い方が生まれる。これからも、まだまだこの素材が生み出す可能性を展開できそうである。